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バイリンガルに育てる具体的な方法②3~6歳(幼児期)おすすめオンライン英会話も紹介

バイリンガルのすすめ

「バイリンガルに育てる具体的な方法①0~3歳」では、母語を育てる大切さ英語耳を作る働きかけについてお話ししました。3歳からは、文字への興味を高める働きかけが必要です。イタリアの教育者マリア・モンテッソーリによると、文字に最も興味がある時期は3歳半から5歳半と言われています。この時期を「文字の敏感期」といい、文字を吸収するのに最も適した時期です。つまり、この時期に適切に働きかけることで、子どもの能力を最大限に引き出すことができるのです。

この記事では、3人の子ども達を日独英のトリリンガルに育てたruameiが、この時期に英語を取り入れるときに気を付けることや、我が家で実践した具体的な働きかけ、また自身が受講しているオンライン英会話から、この時期におすすめのコースについて紹介します。

すぐにおすすめコースをご覧になりたい方は、こちらから。

日本で英語を身につけることが難しいのと同様、ドイツ生まれの子ども達がドイツで日本語を身につけるのは非常に難しいです。日本人であっても、親が何もしないでドイツに育てば、子どもはドイツ人になります。もちろん国籍は日本人ですが、立ち居振る舞いや考え方までドイツ人になります。(←自分のお腹から生まれたのに、どんどんドイツ化していく子どもを見るのは寂しくもあり、時に頼もしくもあり。)そんな状況に抗い、「子ども達と日本語で会話したい!」という切実な願いから、必死で日本語子育てをしてきました。日本で英語を育てることとは反対になりますが、我が家の子育てが参考になるとうれしいです。

【3~6歳】幼稚園時代の英語

母語を大切にした上で、英語で働きかけよう

トロント大学名誉教授でバイリンガル教育の権威である中島和子氏の著書「バイリンガル教育の方法」からの引用です。この時期に2言語で子ども達に接するときに気を付けることが書かれています。

子ども部屋時代(2歳から4歳ごろ)は、日ごとに語彙が増えて、ことばを使って気持ちを表現し、ことばを使って考えるということを学ぶ時期であり、また一つの文化の担い手となるのもこの時期である。この時代に2言語に触れていても、子どものこどばの成長が遅れたりすることはないが、急激な言語環境の変化はせっかく伸びかかった母語の発達の芽をつみとり混乱を招く結果にもなりかねない。しかし、母語の発達が脅かされない状況では、外国語との接触を持つことも十分可能である。たとえば、日本のように圧倒的に日本語が優勢で、ほうっておいても母語である日本語が伸びやすい状況では、子どもの鋭い耳の感覚を利用して、この時代から歌やお話、リズム遊び、絵本などを通してだんだんに英語に触れさせ、英語の耳づくりをするのは大変よいことである。

遊び友達時代(4歳から6歳ごろ)は文字に対する興味も出てくるので、本の読み聞かせを毎日の日課にしていると、自分で本を読みただるようになる。読み聞かせは、モノリンガルの母語の発達の上でも非常に大切であるが、バイリンガルを育てるうえでは欠かせないものである。
           ― 中略 ―
この時期に2言語に十分接触すると、自然に2言語を覚えるが、子ども部屋時代と同じように、急激な言語環境の変化はよくない。例えば、これまで日本語で話しかけていた親が急にバイリンガル教育に凝り始めて英語しか話さなくなったとか、海外に出て英語の保育所に一日中「英語漬け」になったりすると、子どもが情緒不安定になって、せっかく伸びていた母語の発達が停滞することがある。

中島和子「バイリンガル教育の方法」

中島和子さんが書かれているように、文字の敏感期であるこの時期に、英語を取り入れることは有効です。けれども、どのようにどのぐらい取り入れるかが大切。日本語より英語環境が強くなれば、英語の方が育ってしまい、日本語の成長がストップしてしまう可能性があります。そうなると、英語も日本語も中途半端なセミリンガルになってしまう危険性があるのです。

例えば、インターナショナル幼稚園やインターナショナルスクールに通わせる予定でしたら、家庭での言語は日本語のみとし、幼稚園では英語、そして家では日本語と使う言葉を分け、家では日本語としての母語を今まで以上にしっかりと育てるとよいと思います。幼稚園や学校で使われる言葉というのが、子どもの言語習得に最も大きな影響を与えますから。

日本の幼稚園に通う場合は、日本語が伸びずに困るということにはならないでしょうが、英語が得意ではない親が英語を使うなどで、日本語なまりのある英語を子どもに聞かせることは避けたいものです。

我が家の幼稚園時代の生活

長男の幼稚園時代は、急にドイツ語社会に入ることを避けるため、午前中のみ幼稚園に預け、お昼ご飯を食べたらすぐに迎えに行くようにしていました。時間にして、朝9時半~2時までの4時間半ぐらいだったでしょうか。

幼稚園では完全にドイツ語だけの時間になるので、家ではさらに意識して日本語環境を整えるようにしていました。読み聞かせを30分から1時間程度、1日30分の日本語のDVD視聴、かるた遊び、パズル、七田式プリント学習、といった文字の触れることを意識したものから、親子の時間を大切にし、買い物に行ったり家事をしたりということも、できるだけ一緒にするようにしていました。また、週に一度の日本のベビーサークル通いに加え、日本語補習校の幼稚部にも行くようになりました。

絵本の読み聞かせで文字への興味を高める

幼稚園時代に特に大切な働きかけは、文字に対する興味を高めることでしょうか。「聞く、話す、読む、書く」のすべての領域をバイリンガルレベルに高めるためには、両言語で本を読めるようにならねばなりません。語彙を増やすためにも、正しい文法を身につけ表現力を高めるためにも読書の力は必須なのです。

我が家の長男と次男は、幼児期に独りで日本語の本を読む力を身につけることができました。家での読み聞かせは、ほぼ日本語のみだったので、彼らの読書はほぼすべて日本語です。成人してからも日本語以外の本を読んでいるところを見たことがありません。

補習校に通う子ども達を見ていても、最初に読書を始めた言語の本を好んで読む傾向にあります。ドイツ語の本を先に読み始めた子は、補習校の宿題などで読書を強制されない限りドイツ語を好んで読み、日本語で読み始めた子は、日本語の本を好んで読んでいるようです。よりはやく容易に読める本を読みたいと思うからでしょう。そして、ドイツでドイツの学校に行きながら日独のバイリンガルに育てるのであれば、断然日本語での読書習慣を身につけておいた方が、バイリンガルになる可能性は高まります。帰国子女の課題は英語やドイツ語の習得ではなく、日本語の習得と保持にありますから。

我が家のバイリンガル子育てが成功した理由の一つは、日本語で読書する力をドイツ語で読書する力よりも先に身につけたことにあるといえます。

つまり、日本でバイリンガルを育てようと思ったら、アルファベットへの興味を高め、英語の本の読み聞かせから独り読みの力に高めていく必要があります。幼稚園時代に独りで読める必要はありませんが、文字に興味を持ち、絵本に親しんでおくことが、子どもの読書習慣に繋がります。理想は日本語を育てるための絵本の読み聞かせと同じぐらい英語の絵本の読み聞かせができればよいでしょうか。

英語で対話する機会を作ろう

このころから、絵本の読み聞かせと同時に、英会話教室に通うなどで実際に英語を使う機会を作りましょう。言葉は、使う機会があり必要に迫られなければ、なかなか上達しません。英語が分かる、相手に伝わるといった経験を積むことで、英語を話す楽しさを知り、学ぶ意欲を高めていきます。

実際に対面で会話することが一番ではありますが、英会話教室に通うとなると通うための時間もかかりますし、毎日レッスンを受けることは困難でしょう。そんなとき、オンライン英会話であれば、自宅でいつでもレッスンを受けることができます。オンライン英会話「ネイティブキャンプ」であれば、月額料金を納めれば、レッスン回数無制限いつでも好きな時にレッスンが受けられます。

バイリンガル子育てにおすすめ「ネイティブキャンプ」

「ネイティブキャンプ」は、私が受講しているオンライン英会話教室です。ほかにもいくつかオンライン英会話やサービスを受けましたが、今はネイティブキャンプに満足しています。その理由は以下。

  • 月額料金7480円(税込み)
    年間割引オプション利用なら更に月々1000円お得に
  • ファミリープラン利用で2人目からは一人あたり月額1980円で受講可能
  • 365日24時間いつでも受講でき、レッスン回数無制限
    (メンテナンス中の月曜2時~6時を除く。)
  • 思い立った時に受講可能。受講時間を5分から25分の間で自由に設定可能
  • 子どもは3歳から受講可。幼児や低学年児は、保護者が横についてサポート可能。
  • 教材が豊富(初級レベルからビジネスレベル、TOEIC、英会話、IELTSなどにも対応。)
  • レッスン用のテキスト購入不要(一部のテキストを除く。)
  • 自習コンテンツが充実(読む・聞くコンテンツ、スピーキングテスト、LIVEレッスン、学習動画などすべて無料で使用可。)
  • カランメソッドを受講できる(カランキッズ、ビジネスカランも受講可能。)
  • 無料カウンセラーに相談できる

月額6480円(年間割引オプションを利用した場合の税込金額)一日何回でもレッスンを受けられるところがネイティブキャンプ最大の魅力。英語は聞く機会、話す機会を増やすことが大切です。ネイティブキャンプを受講し、一日に複数回レッスンを受けるようになってから、私自身も飛躍的に英語が上達したことを実感しています。

3歳~6歳におすすめのネイティブキャンプ教材

キッズ 基本のえいご

アルファベットの大文字・小文字から学べる総合的なキッズ教材。ステージ1では、フォニックスも併せて学ぶことができます。文法などを意識しないで学べる、チャンツ学習などの楽しいアクティビティーが満載。また、TeddyやFanfanといったネイティブキャンプオリジナルのキャラクターが登場し、幼児でも安心して楽しめる内容です。

ruamei
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フォニックスとは、英語の読み方のルール。

チャンツとは、一定のリズムに英単語や英文をのせて発音する指導法のこと。

誰でもリズムに乗って、楽しく英語を声に出して言うことができます。

ステージ1からステージ7まであります。

ステージ学習内容
アルファベットの学習や、会話でよく使われる挨拶や表現をテディ達とともに学習できます。英語を学習したことがない子どもでも、安心して始められる内容です。
自己紹介の表現や、数や色、複数・単数、また様々な質問表現など、日常会話でよく使われる表現をテディ達とともに学習できます。
普段の生活の描写だけでなく、人やモノの描写、または進行形を使った表現などをテディ達とともに学習できます。
未来の予定や、be動詞の過去形を使った過去の出来事についての表現などをテディ達とともに学習できます。
細かい情報の応答方法や、比較級・最上級を使った表現、一般動詞の過去形の表現などを学ぶことができます。
原因や理由の説明、義務、自分の意見を伝える際の表現などを学ぶことができます。
過去の経験、願望や受け身の表現、仮定法を使った表現などを表現を学ぶことができます。

ステージ3では進行形、ステージ4からは未来形や過去形が出てくるので、幼児の場合、ステージ3以降は、次に紹介する「LET’S GOシリーズ」にコース変更するのもおすすめ。

LET’S GO シリーズ

世界150か国で使用されている子ども用英語教材。外国人学習者向けに作られた「LET’S GO」は、多くの英会話教室で採用されています。以下のように、幼児から中学生までと幅広い年齢層を対象としています。

ほとんどの英会話教室では、この「LET’S GO」のテキストを購入せねばなりませんが、ネイティブキャンプでは、購入不要でレッスンを受けることができます。レッスン中に講師がオンライン画面上にテキストを提示してくれます。また、受講済みのテキストは、レッスン後も閲覧が可能に。

テキスト対象・英検レベル学習内容
LET’S BEGIN 1 未就園児~幼児アルファベット・身近な単語
LET’S BEGIN 2幼児~小学校低学年挨拶・フォニックス・数字・形・色
Let’s GO1英検ジュニア
ブロンズ
自己紹介・人の紹介・単数形と複数形
Let’s GO2英検ジュニア
シルバー
時間の表現・三人称・三単現のs・現在進行形
Let’s GO3英検ジュニア
ゴールド
現在形・過去形
when/where/who/whose/what/whichを使った文
Let’s GO4英検5級未来形・比較級・最上級など
Let’s GO5英検4級未来形・過去形・whyを使った文
Let’s GO6英検3級5W1H・現在完了形・ifを使った文など

幼児を対象とした「LET’S BEGIN」では、アルファベットや身近な単語を学習します。おすすめポイントは、チャンツが充実しているところ。それもそのはず、「LET’S GO」のチャンツは、チャンツの生みの親ともいえるキャロリン・グラハム氏が作ったもの。チャンツにあわせて、Aのフォニックスの音を「LET’S GO」のメインキャラクターの一人である「Andy」や「ant」「alligator」「apple」と一緒に学びます。

「LET’S GO」の公式サイト「自習用ページ」から、アルファベットのチャンツを聞くことができます。

「LET’S GO」の公式サイト「自習用ページ」

「LET’S GO」の公式サイト「自習用ページ」では、「Let’s Watch」よりテキストに関連した動画を無料でダウンロードすることができます。また、「Dictionary」では、テキストに出てくる単語を学習することができます。絵をタップすると、音声が流れ、正しい発音を聞くことができます。

「LET’S GO」の公式サイト「保護者用ページ」

「LET’S GO」の公式サイト「保護者用ページ」から「Parent Guide(日本語もあり)」をダウンロードすることができます。日本語版のダウンロード方法は以下です。

①絞り込みで「該当のレベル」と「日本語」にチェックを入れると、ご希望のレベルの「Parent Guide」が表示されます。
②該当の「Parent Guide」クリックするとPDFが開きます。
「Parent Guide」にはレッスンで学習したことや、家でのアクティビティの提案などが書かれています。ダウンロードやプリントアウトすることができます。

キッズ 絵本のえいご

「キッズ 絵本のえいご」は、英語で書かれた絵本を講師が読み聞かせてくれるレッスン。「キッズ 基本のえいご」同様、ネイティブキャンプオリジナルキャラクターのTeddy達がお話に登場し、公園に行ったり、ケーキを作ったりなど幼児の身近な生活をストーリーにしたもの。録音されたものではなく、講師が直接読んでくれますから、子どもの様子を見ながら進めてくれるところがうれしいですね。

絵本の後は、内容を理解しているかどうかをはかる質問があります。その後、講師と一緒に音読練習をしたり、絵本に出てくる表現を練習したりします。

「キッズ 基本のえいご」とは異なり、「キッズ 絵本のえいご」は、アルファベットや単語ではなく、いきなり文を読むところから始まります。取り組む幼齢によっては、本の内容に興味が持てなかったり、英語が分からずつまらないと感じたりするかもしれません。いきなり「キッズ 絵本のえいご」を受講するのではなく、「キッズ 基本のえいご」でキャラクターを知ってから、それと併行してこちらも受講するとよいかもしれません。また、受講時間も初めは5分や10分と短めに設定して、様子を見ながら伸ばしていくとよいでしょう。ネイティブキャンプは、レッスン受け放題ですから、お気に入りの絵本のレッスンを何度でも受けることができます。

読むコンテンツ

ネイティブキャンプは、レッスンを受講するだけでなく、自習コンテンツも充実しています。その中から、「読むコンテンツ」を紹介します。このコンテンツを利用すれば、英語の本をネイティブによる発音で簡単に読み聞かせることができます。

「読むコンテンツ」は、コスモピア・Eステーションが提供するサービス「英語多読の森」。通常ならば月額990円(聞き放題・読み放題)の利用料がかかりますが、ネイティブキャンプの受講生は無料で利用できます。コスモピア・Eステーションに会員登録をすれば、Chapter1のみであれば毎月3タイトルまで無料で読むことができます。

コスモピア・Eステーション「英語多読の森」はこちらから。

レベルやジャンル、シリーズなどを設定し、読みたい本を検索します。「読むコンテンツ」では、①リーディング→②クイズ→③聞き読み→④シャドーイング→⑤サマライズ と学習を進めることができます。読み聞かせとして利用するならば、③の聞き読みをクリックし、絵本の画像をダウンロードし、音声を流せばOK。

レベル0からおすすめを一つ紹介すると、以下の「mpi松香フォニックス」シリーズ。「バナナじゃなくてbanana」は、「バナナじゃなくてバナ~ナ」「ズボンじゃなくてパンツ」「プリントじゃなくてハンドアウト」とチャンツに合わせて外来語(和製英語)を正しい発音で紹介してくれます。絵本としてみるだけでなく、聞き流しのチャンツとしてもおもしろい本。この本だけで10曲のチャンツが収録されています。

フリートーク

ネイティブキャンプでは、フリートークのレッスンを受講することもできます。「えっ、英語を話せない幼児にフリートークの授業?」と思われたかもしれません。講師の中には、定められたテキストを使わず、パペットやカードを使って授業をしてくださる講師、手品を見せてくださる講師、子どもとお絵描きをしながらレッスンしてくださる講師がいらっしゃいます。ネイティブキャンプでは、日本人カウンセラーに授業内容や進め方などを相談することができますが、カウンセラーに相談すると、こうしたおすすめ講師を紹介してくださいます。ほかにも子どもの年齢や英語レベルに応じて、的確なアドバイスをしてくれるので、受講の前に一度相談されるとよいと思います。カウンセラーの方々の知識も豊富ですから、私が相談したときは、家庭での英語支援の方法など、ネイティブキャンプの枠を超えてアドバイスをいただくこともできました。もちろん無料体験中もカウンセラーに相談できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。「文字の敏感期」である3歳半から5歳半の幼児期に絵本を読み聞かせたり英会話を始めたりすると、子どもの能力を最大限に引き出すことができます。ぜひ、この機会を逃さず、毎日の生活の中に英語を取り入れてください。

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